テーマ:鉄道・ときどきの風景

追想 ・ 文学の中の汽車

          追 想 ・ 文学の中の汽車 ・・・ “汽車”(電車や気動車を区別して呼ぶ際の列車通称の一つ)…、すなわち鉄道というのは一言で言ってしまえば単なる輸送のシステムの一つであり、その限りでは人や物を運び移動させるための方策(手立て)でしかない。その輸送手段である鉄道(汽車)が何故に、しばしば文学の中に昔から 顔を覗かせて…
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時を経て・・・(“ああ上野駅”余話)

         時 を 経 て ・・・  (“ああ上野駅”余話) ・・・ 終戦から11年を経過した1956(昭31)年7月17日に出された国の「経済白書」は、最早戦後ではないと“戦後の終了”を宣言した。このときを境に日本は、高度経済成長の時代へと突き進むことになる。先の敗戦で疲弊の渦中にあった東京の暮らしに活気を取り戻すため、…
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鉄道とミステリーの現場

          鉄道とミステリーの現場                           ・・・ 東京駅から幕が開くミステリー ・ 昔日の東京駅 ・・・  AIやITに代表される近代化社会の昨今に至る過程の中で、鉄道描写の白眉(…国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった。信号所に汽車が止まった…)とも言…
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鉄路の抒情

      ・・・ 春まだ浅い信濃路 ・・・                 ~♪♪ 明日 私は旅に出ます                      あなたの知らないひとと二人で                      いつか あなたと行くはずだった                      春まだ浅い 信濃路へ… …
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駅の時計

     駅 の 時 計  ・ ・ ・ ・・・ 今でも、故郷への変わらぬ郷愁をとどめてやまない首都圏の北の玄関口・JR上野駅。かつて、遠く生まれ故郷を集団就職列車で離れた若人らが、希望を胸に抱いて降り立った上野駅のホームで見上げたであろう駅の大きな丸い時計。都会暮らしにも馴染み生まれ故郷を忍んで訪れた上野駅、見つめた先のホームの大…
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『明治150年』に触れて ・ ・ ・

     『明治150年』 に触れて ・ ・ ・ ━ 2018(平成30)年は、明治元年(1868)から起算して満150年に当たるとともに、“北海道”という地名が明治元年に制定されてからも150年に当たる。これを機に、それぞれの150年の来し方に少しく触れて見る ━ ★ 明治維新以降、近代的な国民国家への道へ踏み出した日本は、森…
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模索するインバウンドに思う ・ ・ ・

☆ 模索するインバウンドに思う ・ ・ ・  日本政府は、予てより目指している観光立国への構築を踏まえて2016年春に策定した「明日の日本を支える観光ビジョン」において、2014年に2000万人の大台に迫った訪日外国人観光客(インバウンド)を2020年までの今後4年間で4000万人到達という高大な目標を掲げ、観光立国への道筋をつけた…
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鉄道とホテルの事業相関

     … 鉄道とホテルの事業相関 …                    〈 名古屋のランドマーク「JRセントラルタワーズ」 ・ JR東海名古屋駅 〉 ☆─鉄道系ホテル  今、日本は人口減少と超高齢化の時代を迎えている中で、サービス事業は極めて厳しい経営環境に巡り合わせている。そのような状況の下にあっては、如何に堅固な鉄…
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地域の公共交通をどう守る・・・

   ~ 地域の公共交通をどう守る ~                                              〈 JR日高線 〉 ・・・ レールがつながっていて欲しい、そう願う鉄道沿線在住の人々の思いは理解に難くない。ただ、一定以上の利用者があってこそ、初めて鉄道としての本来の利点が生かせる。果たして、利用者が極…
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廃線の危機を攻める~北海道夕張市に見る

~ 廃線の危機を攻める ・ 北海道夕張市に見る ~ ◎   ◎   ◎                        2015年度決算(連結)で過去最悪の営業損失(352億円)を計上して赤字経営(鉄道単体でも同年度447億円の赤字で6期連続の悪化)が続くJR北海道は今、抜本的な収支改善を迫られている中で営業距離25…
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未練の情景 ~夜行列車

~ 未練の情景 ・ 夜行列車 ~  国鉄改革による分割・民営化から、まもなく来年(2017)で30年を迎えるJR会社。1987(昭和62)年4月1日、約22万人の職員の眼差しが見つめる中で国鉄(日本国有鉄道)は、分割・民営化によって新たに設立された7つのJR会社に経営が引き継がれ、汽笛一声以来115年にわたる国鉄の歴史に幕が下ろされた…
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切符を拝見します・・・

━ 「ご乗車有難うございます。誠にご迷惑さまですが乗車券を拝見させていただきます」・・・夢うつつの中で、車内の乗客に向かって深々と頭を下げ一礼をしていた私…。長年勤めた鉄道会社を定年退職してはや十数年を過ぎるが、車掌の仕事に就いていた昔の若い頃の夢を、久々に見た。前日に読んでいた、新聞記事(“車内改札省略”)のせいだったのだろうか。寝覚…
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地域公共交通の現状に寄せて~

* * *  日本の地方や地域における公共交通事業を取り巻く環境の現状は今、近年の加速的な人口減少や少子高齢化およびクルマ社会の進展の中で年々厳しさが増しており、衰退化への傾向が頗る顕著である。そのような状況にある中で、公共交通事業が果すべき役割は地方や地域社会の活性化を維持、継続、向上させていく上で極めて大きいといえる。人口減少化等…
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沿線価値向上戦略に見る

∞ ∞ ∞  〈 まち・ひと・しごと創生本部設置 2014.9 〉  今、急速に進展しつつある日本の人口減少・少子高齢化社会において、大都市圏郊外や都心部分を離れた多くの地方・地域で進む沿線の活力低下により鉄道事業を取り巻く経営環境(利用者の減少化など)がその厳しさを増している。一方で国も、将来にわたって活力ある日本社会の維持・増進…
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人口の減少化と交通サービスの充実

∞ ◇ ∞  少し先のことになるが、現在およそ1億2700万人を数える日本の総人口は35年後の2050年には1億人を割り込むまでに減少し、その規模は小さな地域(地方圏)ほど減少率が高く、人口が40年前(1975(昭和50))の半分以下になる地域が現在の居住地域の6割以上になるとの推計を、国立社会保障・人口問題研究所(厚生労働省の研究機…
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LCCと鉄道の動向に寄せる

☆━ LCC(Low Cost Carrier:格安航空会社)の元年といわれた2012(平成24)年から2年余りが経過した現在、国内航空市場に本格参入を果たしている日本のLCCは「ピーチ・アビエーション(APJ)」(関西国際空港を拠点)、「ジェットスター・ジャパン(WAJ)」、「エアアジア・ジャパン(同)」(ともに成田国際空港を拠点)の…
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観光立国実現へ交通系ICカードの存在

訪 日外国人旅行者数が800万人台に止まっていた2012年であったが、翌2013年には日本政府の観光庁(国土交通省)が1964(昭和39)年に統計を採りはじめて以来半世紀を経て初めて1000万人台(1036万4千人:前年比24%増)に到達した。その増加の要因には、円高是正(円安)に伴う旅行費用割安感の浸透、東南アジア諸国に対する査証(観…
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15歳未満人口と鉄道

◎ ◎ 総務省は2014年5月4日、同年4月1日現在における日本の15歳未満の子どもの数が昨年より16万人減少した1633万人と、33年間連続で減少を示したことを発表した。その上、この1633万人の子ども人口が総人口に占める割合が12.8%と、40年連続の下落(1974(昭和49)年の24.4%を境に)を続け、世界の人口4千万人以上の3…
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鉄 路 の 肖 像

━ 今を去る38年以上も前、日本の鉄道は一つの時代を終えた。1975(昭和50)年12月14日、日本における最後の蒸気機関車牽引の旅客列車(C57135が牽く第225列車)が国鉄室蘭本線の室蘭~岩見沢間を走った。  〈 室蘭本線室蘭~岩見沢間を走った日本で最後の蒸気機関車牽引の旅客列車 1975.12.14 〉  遠く明治の鉄道草創…
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新幹線が紡ぐ遠距離恋愛寸描

☆☆☆ ― “シンデレラエクスプレス ” ―。 …かつてJR東海が1987(昭和62)年に展開したCMのキャッチフレーズで、遠く離れ離れに暮らす恋人たちが週末に出会い、短い時を過ごして別れて行く日曜日の夜の東京駅新幹線ホームで繰り広げられる恋のドラマを描いたCMだ。21時丁度の東京発新大阪行きの最終列車(〈ひかり289号〉)を前にした…
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鉄道 ~ぶらり一景

これこそ人海戦術   ・  ・  ・  電車とホームとの間に挟まれてしまった乗客の救出作戦が展開されたのは、2013年7月22日のJR南浦和駅(さいたま市南区)であった。  [ 人海戦術で電車とホームの間に挟まれた乗客の救出にあたる乗客たち・JR南浦和駅 2013.7.22 ]  同日午前9時15分頃、JR京浜東北線の南浦和駅…
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鉄道 ~ぶらり一景

《 今どきの社会現象 》 ・ ・ ・  携帯電話 は勿論のこと、近年はスマートフォン(スマホ)の普及によって、画面を見ながら路上や駅のホームを歩く人(“歩きスマホ”)が増えている。ことに最近は、駅のホームで、携帯機器を操作しながら画面に視線を落として夢中になっている人の姿が目立つ。しかし、便利だからといって人混みの中で画面に見入ってい…
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鉄 路・顕彰の記

・・・ 今、記憶の彼方に埋没してしまったかのように彼の地にひっそりと建つ、国鉄当時の鉄道の顕彰碑を少しくひもとき、偲んでみたい ・・・ 『 超 我 の 碑 』 ・ ・ ・ 碑 文 …      鉄道建設審議会長 鈴木善幸書  昭和19年3月12日、この地方には珍しい豪雪のさなか、山田線を宮古へ向かっていた機関車C58283…
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鉄道 ~ぶらり一景

― 交通系ICカードのパイオニアとしてJR東日本の「Suica」がサービスを開始してから今年(2013)で12年目を迎え、今や国民の新しい生活インフラに成長しつつあるICカードをベースに、鉄道各社の事業展開もますます加速している昨今である。そのJR各社と私鉄などが発行する10種類の交通系ICカードによる全国相互利用サービスが、2013年…
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廃線鉄道で町おこし

= 鉄道に対する国民の理解と関心を深めるとともに、今後一層の鉄道の発展を期すことを目的に国土交通省(鉄道局)では、2002(平成14)年に応募方法による「日本鉄道賞」の表彰制度を創設し、鉄道が地域の発展に貢献している事例を社会一般に広く公開する情報発信を行っている。  昨年(2012)実施された第11回目となる「日本鉄道賞」には29件…
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鉄道 ~ぶらり一景

 今冬は、全国的に寒さが特に厳しい。氷点下20~30℃の厳寒の日もめずらしくない、寒さの本場・北海道を走る鉄道の環境は厳しい。そのJR北海道が昨年7月から9月にかけ展開したDC(北海道デスティネーションキャンペーン)の一環として実施した「北海道“駅弁選手権2012”」で、駅弁3部門のグランプリ4点が決まった。その受賞駅弁4点は、ロングセ…
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近年の駅弁考

ス テーションビジネスの元祖とも言うべき駅弁事業の昨今においては、百貨店やスーパーなどで盛大に開催される駅弁大会等を目にする限り、表面的には駅弁が一種のブーム的存在に映る。しかしながら、駅弁を取り巻く近年の環境は大変に厳しく、JRの全国の駅などで駅弁を製造・販売している事業者の集まりをまとめる「特別社団法人・日本鉄道構内営業中央会」(東…
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“もはや戦後ではない”世相を走った列車

 カラオケでいつも歌う私のおはこは、今は亡き歌手の井沢八郎さんが歌って1964(昭和39)年に大ヒットした「あゝ上野駅」(作詞・関口義明、作曲・荒井英一)である。  ♪ ~どこかに故郷の香りをのせて / 入る列車のなつかしさ / 上野は俺らの心の駅だ … このフレーズを目で追う前にメロディーが口をついて出てしまうほどに郷愁を誘う歌だ。…
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駅弁によせて

 右は、1969(昭和44)年3月21日の朝日新聞朝刊に掲載された、人気連載漫画「サザエさん」(作・長谷川町子)の一家が過ごす飛び石連休初日の様子である。  連休とあっては、家事も休みにしようとサザエさんは、午前中に東京駅へ出掛けて家族全員分の駅弁とお茶を買った。料理する手間を省こうというサザエさんのしたたかな魂胆が、この4コマの場面…
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久留里線慕情

 東京湾沿いの木更津から千葉県内陸部の山間地へ向かうJR久留里線、その路線で1912(大正元年)年12月28日の開業時から約1世紀にわたって使用されてきた運転保安装置のタブレット閉塞式が2012年3月16日に廃止され、同17日(ダイヤ改正)から新しい保安システムの「特殊自動閉そく式(軌道回路検知式)」へ移行した。JR東日本の千葉支社によ…
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