テーマ:鉄道・ときどきの風景

もうひとつの“SLばんえつ物語”

 かつての“SLの街”新津で、集う鉄道員OBらによる復活への熱い思いが叶えられ、貴婦人と称えられた蒸気機関車の「C57 180」号が長い眠りから覚めて甦った。今から13年前の出来事である。  1969(昭和44)年9月30日に、国鉄(当時)磐越西線新津~日出谷間で運行された“さよなら運転”を最後に現役を引退したC57180号機は、同年…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

詠む… 北へ走る列車待ち遠しく

 今年のお題を「岸」とした、新春恒例の「歌会始の儀」が1月12日に皇居・宮殿で開かれた。一般の応募1万8830首の中で、最高齢81歳から最年少17歳にわたる10人が入選者に選ばれ、その歌が宮殿松の間で詠み上げられた。  お題「岸」を詠み込んだ今年の歌の特徴としては、昨年の東日本大震災による津波被害に因んだ、被災地に思いを馳せた歌が多く…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

鉄道の情景に寄せる“声” (その20~最終)

CS向上へお客様の声を ~  昨今の長引く世界経済の低迷や円高、また東日本大震災の影響などから国内の諸企業を取り巻く経営環境は厳しさを増すばかりだ。各企業は、各々にさまざまな施策を練って業績の回復・向上を図っているが、その一つが「お客様の声」を収集・活用する施策だ。すなわち、CS(Customer Satisfaction:顧客満足)向…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

鉄道の情景に寄せる“声” (その19)

 世界が驚くほどの破竹の勢いで路線網を拡大してきた中国高速鉄道(着工6年余りで47年の歴史を持つ新幹線の4倍に相当する約1万kmの路線を構築)で今、安全対策に関しさまざまな問題が顕在化している。  中国では、開業時期を政府のイベントに合わせ、工期を半分に圧縮するなど大幅に短縮することで開業させてきた高速鉄道路線が多い。とりわけ、201…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

鉄道の情景に寄せる“声” (その1 8)

 東北地方の太平洋沖で2011年3月11日の午後2時46分頃に発生した巨大地震(マグニチュード9.0の「東北地方太平洋沖地震」・東日本大震災)で、首都圏ではJRをはじめすべての鉄道路線が列車の運行を全面停止した。JR東日本では、地震当日の18時20分に山手線や中央線など首都圏の在来線すべての終日運転休止を決定(この時点で10万人近い帰宅…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

鉄道の情景に寄せる“声” (その17)

 東日本大震災の発生から3ヵ月余り、この巨大地震と大津波によって多くの尊い人命や財産が奪われ、加えて同時に起きた東京電力の福島第一原子力発電所の事故。その大量の放射性物質洩れに対する対処・収束が難航している下で、東北・関東地域における電力供給不足への対応が、これからの夏に向け産業界等の大きな課題となっている。  鉄道においては、すでに…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

鉄道の情景に寄せる“声” (その16)

 2011年3月11日に起きた、国内最大級の巨大地震(マグニチュード9.0の「東北地方太平洋沖地震」)と大津波、それに原発事故(東京電力福島第一原子力発電所)が重なって複合災害となった、戦後における自然災害で最大級の「東日本大震災」。その巨大地震とともに、発生した大津波は東北・関東エリアの東海岸沿いに未曽有の甚大な被害をもたらし、鉄道な…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

鉄道の情景に寄せる“声” (その1 5)

 このところ、駅ホームからの転落事故やホーム上における列車との接触事故が多くなっており、特に転落事故の発生は全国の約7割りを首都圏で占める。そうした状況を踏まえ、昨年(2010)の暮れに関東の大手民鉄9社(小田急・京王・京急・京成・東京地下鉄・西武・東武・東急・相鉄)およびJR東日本、東京都交通局、横浜市交通局など鉄道21社局は「プラッ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

鉄道の情景に寄せる“声” (その14)

 昨年(2010)12月24日に国土交通省は、2011(平成23)年4月1日以降に実施される高速道路料金割引(対象車両未定)について、現行「土日祝日上限1000円」を継続したうえで、平日料金の上限を2000円にする新料金施策を決定した。これにより、公共交通機関が被る輸送需要に対する影響は、その深刻さをさらに増していくものと見られている。…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

鉄道の情景に寄せる“声” (その13)

 昨年(2010)の秋、首都・東京の空港が大きく動き出した。同年10月21日に羽田空港は、同空港4本目となる新滑走路(第4:D滑走路)と新国際線ターミナルの供用開始により、新しいゲートウェイとして日本と海外を結ぶ24時間の国際拠点空港へ大きな第一歩を踏み出した。   その羽田空港の国際空港化に伴い、同空港への鉄道関係の新しいアクセスル…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

鉄道の情景に寄せる“声” (その12)

 東北新幹線は、昨年(2010)12月4日に八戸~新青森間が延伸開業し、1982(昭和57)年6月23日の大宮~盛岡間暫定開業から28年余りを経てようやく待望の全線(713.7km)開通に漕ぎつけ、青森を中心とした北東北エリアと首都圏がダイレクトに結ばれた。この東北新幹線全通によって、本州最北部地域の人口交流の拡大が図られ、地方経済の活…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

鉄道の情景に寄せる“声” (その11)

 リニア中央新幹線(JR東海)の東京~名古屋間ルートの選定を審議する国交省交通政策審議会中央新幹線小委員会では、南アルプスをトンネルで貫く最短直線ルート選定等の整備計画案を、2011年春にも最終答申する予定としている。そうした状況の中でJR東海は、2010年10月26日に営業線仕様の超電導リニア新型車両「L0系(エル・ゼロ)」の構成概要…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

鉄道の情景に寄せる“声” (その10)

 総営業キロ約304km・1日平均乗客数約866万人(年間30億人以上)の輸送を司る東京の地下鉄で今、東京地下鉄(東京メトロ)と都営地下鉄の二つを一元化する構想が浮上している。  “東京の地下鉄をひとつに”…東京都は、東京メトロと都営地下鉄ともに首都・東京の地下を走っていながら、不便な乗換や異なる運賃等による非利便性に鑑み、2010年…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

鉄道の情景に寄せる“声” (その9)

 物事の成就には、必ずといっていいほどに、“縁の下の力持ち”に徹して働く裏方が存在する。1964(昭和39)年10月1日に開業した世界に冠たる高速鉄道の新幹線、その今日に至る毎日の安全を支えているのが裏方新幹線とも呼ばれる、「ドクターイエロー」や「East i」(イースト・アイ)の「新幹線電気・軌道総合試験車」である。これらは試験車両で…
トラックバック:0
コメント:1

続きを読むread more

鉄道の情景に寄せる“声” (その8)

 この夏(2010年)、国際的な観光地としてつとに知られる日光(栃木県日光市)を結ぶ鉄道路線の一つ「JR日光線」(JR東日本大宮支社・宇都宮~日光間40.5km)は、1890(明治23)年8月1日に全線開業して以来120周年を迎えた。  海外でも有名な観光地の一つとして知られる日光には、毎年多くの欧米からの観光客が訪れている。近年では…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

鉄道の情景に寄せる“声” (その7)

 少子高齢化の進行は、今では普遍的な社会問題となっており、さまざまな状況や場面でその話題・問題が顔を覗かせる。  2005(平成17)年を境に減少化に転じた日本の人口は、2030年には現在より約1200万人少ない1億1522万人になると推計(厚生労働省調べ)されている。その中で、高齢化の急進はさらに進み、65歳以上の高齢者は現在の5人…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

鉄道の情景に寄せる“声” (その6)

 2010年10月21日から羽田空港が、新滑走路(4本目)の供用開始とともに32年ぶりに国際空港化(国際定期便の就航は同年10月31日から)される。同時に、国際線新ターミナルに直結するアクセス路線の東京モノレールと京浜急行電鉄も、同日に新駅を開業する。その一方で、渡航に関しては東京の都心から近くて便利になる反面、航空機の出発時間帯(深夜…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

鉄道の情景に寄せる“声” ( その5)

 2010年7月16日、JR山陰線の餘部~鎧間に架る余部鉄橋(正式名称「余部橋梁」・兵庫県香美町)が新しくコンクリート橋(開通は2010年8月12日)に架け替えられて、98年に及ぶ歴史とともに山陰の幹線鉄路を支え、日本海からの風雪に耐え抜いて、その役目を終えた。  山と山に挟まれた餘部のこじんまりした漁村の集落を跨ぐように、やぐら状に…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

鉄道の情景に寄せる“声” (その4)

 本質とは別に鉄道には、出会いと別れを象徴した人生にも似た鉄路の心象風景をフレーズに、“歌”を創出させるという抒情を誘う本質もある。鉄道が、人の生活に密接な関わりを増していった明治後期には、鉄道は「唱歌」という形の中で歌われ、現在に至っては鉄道の情景を歌ったものはそれこそ数知れない。そして、生活の中で鉄道への思いを寄せた人々のノスタルジ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

鉄道の情景に寄せる“声” ( その3 )

 鉄道への興味に関し、少し前までは一部の限られたマニアの世界、すなわち一般に“鉄ちゃん”と称される男性の若者たちが主体であったようだが、最近では団塊の世代や老年者層、女性層にまでそのファンの領域を大きく広げているようだ。ちなみに、近年になって増えてきているとされる鉄道好きの女性のことを、「鉄子」(てつこ)と言うらしい。  高度成長期を…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

鉄道の情景に寄せる“声” ( その2 )

 私たちの日常生活に、1日足りとも欠くことのできない鉄道。今では、都心部のターミナル駅ともなれば単に人々が行き交う交通インフラとしての立地枠を超えて、商業施設や公共機関等の諸機能を備え、もはや駅自体が地域経済の中心になっているといっても過言ではないほどにその求心力は大きく、周辺地域や沿線居住者等の生活環境に多大な利便性をもたらしている。…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

鉄道の食文化 ~駅 そ ば

 掲載のモノクロームの場景は、1966(昭和41)年3月の某新聞に載った、平日朝7時半頃の東京は上野駅における立ち食いの「駅そば」の光景である。その傍らの記事には、「列車が着くたびにサラリーマンが立ち食いそば屋に押し寄せ、息もつかずにツルツルすすって戦場へ。朝の2時間で500杯売れる」とある。  第18回オリンピック東京大…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

鉄道の情景に寄せる“声” (その1)

 日常、非日常の生活のなかで、多くの人たちが移動の手段として利用している鉄道。そこには、大勢の人々が通勤・通学に、買い物に、旅行にと日常茶飯事的に繰り返している日々の行動の下で、何気なく毎日が過ぎているように思えるような1日であっても、一期一会のさまざまな人々の営む情景が展開されているに違いない。  その鉄道を通して寄せられた四季折々…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

線路際のコスモス

 ♪~ コスモスの花は今も咲いていますか … 右は越後へ行く北の道 / 左は木曽まで行く中仙道 / 続いているコスモスの道が ~     関東周辺ではまだ、夏の名残の暑さが幾分か留まっていた10月初めのある日の昼下がり、何気なく聞いていたラジオからふと流れてきた兄弟デュオ狩人の歌う「コスモス街道」に、なぜか無性に旅心をかきたてられも…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

紫陽花を愛でる登山電車

            紫 陽 花 に    誘 わ れ し 旅    箱 根 路 の                                    登 山 電 車 を    薄 霧 が 巻 く  水無月。ひと月を通して周りを灰色が支配する季節。人の心も曇りがちな梅雨のこの時期、そんな雰囲気とは対照的に彩り鮮やかに咲…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

ある郷愁・田んぼと電車

        早 苗 待 つ    水 張 り し 田 に    影 映 し                          …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

宇宙に一番近い鉄道・小海線に寄せて~

          薫 風 を   分 け つ つ 進 む   信 濃 路 の                                                  天 空 下 を 行 く   高 原 列 車 ~ 私が最も愛してやまない、東京の新宿から特急で2時間10分程の…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

愛称線名と…温泉と…

 山形新幹線(奥羽本線)の新庄駅から東に延びるJR陸羽東線は、同新幹線の新庄延伸(1999(平成11)年12月)を機に「奥の細道・湯けむりライン」と愛称線名が付けられた。  このように、正式線路名称とは別に、利用者に親しまれるようにと愛称線名を持つ路線が実に多い。そして、本来の線路名称とはひと味もふた味も違う趣きを持つ愛称線名は、地元…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

初夏の車窓

 都会の雑踏を、西武電車に乗って小1時間も離れると、少し前までの喧騒がうそのように、そこはもう樹木と渓流が創り出す緑と青の世界だ。秩父盆地へと通じる一本の山岳鉄道路線は、飯能駅を出て33km余りの道のりを木々の緑に囲まれながら、周りの緑を水面に映し羊腸のごとくに曲がりながら車窓を右に左に分ける清らかな流れとともに、初夏のひとときを楽しま…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

終着駅有情

・ ・ ・ 朝日新聞の「読者が決める“日本一”は?」と題したコラム欄で、アンケートによって選ばれた「終着駅」の第1位は、回答者の1万人余りの6割近くが選んだJR北海道の稚内駅(北海道稚内市)であった。  日本の最北端の駅、最果ての駅といった強いイメージがあってか、ダントツのトップに選ばれたJR宗谷本線稚内駅は、JR最南端の西大山駅(J…
トラックバック:0
コメント:1

続きを読むread more